リリース日:2022年9月30日
【不具合の修正】
- Excelファイルをバイナリ除去モードで無害化すると、ハイパーリンクの除去を行っていなくても無害化内容にハイパーリンクが表示される問題を修正しました。
- WordファイルにExcelを使用して貼付されているグラフがあると、バイナリ除去モードで無害化が失敗する問題を修正しました。
- Excelファイルのセルで外部参照をしている場合に無害化するとファイルが破損する問題を修正しました。
【機能の追加】
- PDFのオープンアクションを無害化する機能を追加いたしました。
※オープンアクションはPDFが開かれた際に処理されるスクリプトです。
以前のバージョンから対応していたスクリプトとは別で新たに対応を追加しております。 - AutoCADの「dws」「dwt」拡張子の無害化に対応しました。
※マニュアル「対応ファイル一覧」をご参照ください。 - ウイルススキャンエンジンのスキャン処理を停止する時間設定機能(タイムアウト機能)を追加しました。
※設定した時間でウイルススキャンを停止しエラー終了とすることができます。(負荷の上昇を防止できます。)
※デフォルトは無制限となります。 - カスタムモードのExcel項目欄に「コメント」項目を追加しました。
※こちらのチェックを外すことで「コメント」を残すことができるようになります。 - 「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」のファイルにパスワードが設定されている場合、パスワードを入力し復号後に無害化する機能を追加しました。
※パスワードのPOSTが必要であるため、APIモデルのみの機能となります。
※再暗号化機能にも対応しておりますので、再暗号化の「Office」をオンにしている場合はこれらの拡張子も再暗号化が実施されます。 - カスタムモード対応拡張子にOffice2003形式「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」を追加しました。
※「ppt」「pot」「pps」の場合のみカスタムモード内にて「OLE」の選択を外していてもOLEは除去されます。
※詳細についてはマニュアル「第15章 無害化モード設定」の「15.2 無害化モード設定」の「カスタムモード設定 無害化対象選択 設定項目」を参照してください。 - 「Officeファイルプロパティ削除対象」の対応拡張子にOffice2003形式「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」を追加しました。
【その他調整】
- Office2003形式「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」の無害化処理を調整しパフォーマンスを向上させました。
- PDFファイルの無害化処理を調整し、より大きなサイズの無害化に対応しました。
※500MB程度まで無害化出来ます。(弊社検体の場合)
※調整前と比較すると無害化時に使用するディスク使用量が増加します。 - ネットワーク疎通確認用コンソールに「Check SMB」と「Check NFS」を追加しました。
※特定のポートに対して telnet を実行し疎通の確認を行います。 - コンソールに「reboot database」を追加しました。
※データベースの再起動ができます。 - 脆弱性対応を行いました。
- マニュアルを改訂しました。
【管理者マニュアル】
「第6章 操作ログ確認」の「6.3 操作ログ 一覧 無害化内容(補足)」の「ファイル形式・無害化モード別 表示内容一覧」に「dws」「dwt」を追記
「第15章 無害化モード設定」の「15.2 無害化モード設定」の「再暗号化 設定項目」に「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」を追記
「第15章 無害化モード設定」の「15.2 無害化モード設定」の「Office ファイルのプロパティ削除対象 設定項目」より「2007以降」の文言削除
「第15章 無害化モード設定」の「15.2 無害化モード設定」の「カスタムモード設定 無害化対象選択 設定項目」の「Microsoft Word」に「doc」「dot」、「Microsoft Excel」に「xls」「xlt」、「Microsoft PowerPoint」に「ppt」「pot」「pps」を追記
「第15章 無害化モード設定」の「15.2 無害化モード設定」の「カスタムモード設定 無害化対象選択 設定項目」に「Microsoft Excel」の「コメント」を追記
「第15章 無害化モード設定」の「15.2 無害化モード設定」の「カスタムモード設定 無害化対象選択 設定項目」に「PDF」の「オープンアクション」を追記
「第24章 アンチウイルス設定」の「24.1 概要」にタイムアウト設定について追記
「第24章 アンチウイルス設定」の「24.7 ウイルススキャン 設定」に「ウイルススキャン時間設定」を追記
「第25章 マルチスキャン」の「25.1 概要」にタイムアウト設定について追記
「第25章 マルチスキャン」の「25.5 ウイルススキャン 設定」に「ウイルススキャン時間設定」を追記
「第26章 syslog一覧」の「26.2 syslog一覧」の「syslog出力内容一覧」にスクリプト除去時の内容とオープンアクション除去時の内容を追記
「第27章 コンソール」の「27.3 コンソールで実行できる項目」に「16) reboot database」の項目を追記
「第28章 ネットワーク疎通確認用コンソール」の「28.3 コンソールで実行できる項目」に「17) Check SMB」と「18) Check NFS」を追記
「第30章 注意事項・対応ファイル一覧」の「30.3 対応ファイル一覧」の「対応ファイル一覧」に記載している「AutoCAD DXF」と「AutoCAD DWG」のバージョンを詳細に記載
「第30章 注意事項・対応ファイル一覧」の「30.3 対応ファイル一覧」に「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」のパスワード付きファイルの無害化について追記
「第30章 注意事項・対応ファイル一覧」の「30.3 対応ファイル一覧」の「対応ファイル一覧(各モードで無害化内容が異なるファイル)」の「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」の内容調整
「第30章 注意事項・対応ファイル一覧」の「30.3 対応ファイル一覧」に「dws」「dwt」を追記
「第32章 FAQ」の「PDFファイルの無害化が失敗について」に記載しているファイルサイズを変更
「第32章 FAQ」に「無害化とウイルススキャンを行う際の容量について」を追記
「第32章 FAQ」に「パスワードで暗号化された「xls」「xlt」をマクロ除去モードかつ再暗号化を使用していると「データが失われた可能性があります。」とアラートが表示されることについて」を追記
【ユーザーマニュアル】
「第6章 操作ログ確認」の「6.3 操作ログ 一覧 無害化内容(補足)」の「ファイル形式・無害化モード別 表示内容一覧」に「dws」「dwt」を追記
「第9章 注意事項・対応ファイル一覧」の「9.3 対応ファイル一覧」の「対応ファイル一覧」に記載している「AutoCAD DXF」と「AutoCAD DWG」のバージョンを詳細に記載
「第9章 注意事項・対応ファイル一覧」の「9.3 対応ファイル一覧」の「対応ファイル一覧(各モードで無害化内容が異なるファイル)」の「xls」「xlt」「doc」「dot」「ppt」「pot」「pps」の内容調整
「第9章 注意事項・対応ファイル一覧」の「9.3 対応ファイル一覧」に「dws」「dwt」を追記
「第11章 FAQ」の「PDFファイルの無害化が失敗について」に記載しているファイルサイズを変更
「第11章 FAQ」に「無害化とウイルススキャンを行う際の容量について」を追記
「第11章 FAQ」に「パスワードで暗号化された「xls」「xlt」をマクロ除去モードかつ再暗号化を使用していると「データが失われた可能性があります。」とアラートが表示されることについて」を追記
【管理者側への影響、注意点】
- サーバーの再起動は不要となります。
【ユーザー側への影響、注意点】
- アップデート後、画面のレイアウトが崩れる等の事象が発生している場合は、ブラウザのキャッシュをクリアして頂きますようお願い申し上げます。