リリース日:2023年3月31日
【不具合の修正】
- ウイルススキャン使用時に、暗号化されていないファイルが暗号化されていると誤判定されてしまうことにより無害化に失敗する問題を修正しました。
- PowerPoint2007形式のファイルを、バイナリ除去モードで無害化後に破損することがある問題を修正しました。
- 一部のPDFファイルで無害化失敗する問題を修正しました。
- APIモデルでPOSTする項目の一つである「zip_password」において、POSTするパスワードの先頭文字が「@」であると、ファイルの無害化が失敗する問題を修正しました。
- 一部の「doc」ファイルで無害化失敗する問題を修正しました。
【機能の追加】
なし
【その他調整】
- バージョンアップパッチ及びメンテナンスパッチ適用時のセキュリティを向上しました。
- バージョンアップパッチ及びメンテナンスパッチ適用時のログにパッチ名称を追加しました。
- Excel2007 形式ファイルの無害化内で行われる外部参照除去において、参照するファイル情報だけでなくシート・セルの参照情報も除去するよう調整しました。
※バージョンアップ前では無害化後に「数式バー」にシート・セル参照情報が残留していた事象がなくなり、値のみが表示されます。 - データベースへのアクセス失敗時にその旨を通知するようエラーを調整しました。
- 下記エラー発生時にsyslogに記載される内容を調整しました。
動作モデルエラー
サブスクリプション期限切れエラー
ネットワークエラー
API認証エラー
ファイル無害化時エラー - ウイルススキャンオプション有効時かつ、ESETをアクティベートしていない場合、ウイルススキャンでエラーになるよう調整しました。
- ログイン画面において、ID欄が最初にフォーカスされるように調整しました。
- マニュアルを改訂しました。
【管理者マニュアル】
「11. MIME TYPE 管理」の内容を更新
「24. アンチウイルス設定」の内容を更新
「25. マルチスキャン」の内容を更新
「26. syslog一覧」の「26.2. syslog一覧」の内容を更新
「30. 注意事項・対応ファイル一覧」の「30.3. 対応ファイル一覧」の内容を更新
「32. 定期実行プログラム」を追加
「33. FAQ」を調整
「33. FAQ」に「フォルダ連携・共有モデルで、ブラウザの一部サイトからファイルをinboxフォルダに直接ダウンロードできない場合があります」を追記
「33. FAQ」に「6.一部のパスワード付ファイルの復号には次のモジュールを利用しています。」の記載を削除
【ユーザーマニュアル】
「10. 注意事項・対応ファイル一覧」の「10.3. 対応ファイル一覧」の内容を更新
「12. FAQ」を調整
「12. FAQ」に「フォルダ連携・共有モデルで、ブラウザの一部サイトからファイルをinboxフォルダに直接ダウンロードできない場合があります」を追記
「12. FAQ」に「6.一部のパスワード付ファイルの復号には次のモジュールを利用しています。」の記載を削除
【管理者側への影響、注意点】
- マニュアルをPDFで出力したファイルはアップデートパッチと同じシステムに設置しております。
PDF版による確認が必要な方はそちらをご確認ください。
製品上ではヘルプからHTML形式のマニュアルをご確認いただけます。 - サーバーの再起動は不要となります。
- その他調整1.の対応に伴い、既存のパッチは全て使用不可となります。
メンテナンスパッチやサポート専用パッチをお持ちかつ、再利用をご希望されるお客様は大変お手数ですがパッチ本体と共にサポートへお問い合わせください。
※本バージョンアップ適用前であれば旧パッチが使用可能ですが、最新バージョンの利用を推奨しております。バージョンアップ実施の上、新しいパッチをご利用ください。
【ユーザー側への影響、注意点】
- アップデート後、画面のレイアウトが崩れる等の事象が発生している場合は、ブラウザのキャッシュをクリアして頂きますようお願い申し上げます。