リリース日:2024 年 5 月 31 日
【本バージョンアップ実施時注意事項】
[再起動]
今回のバージョンアップでは不要です。
[運用変更]
一部のお客さまの運用への影響が発生する可能性がございます。
後述の「その他調整 1, 10」をご確認ください。
[UI 変更]
管理者ユーザーのU I の変更がございます。
後述の「機能追加1, 2, 3, 4」「不具合修正8」「その他調整 1, 2, 4, 5, 9, 11, 12」が該当します。
一般権限ユーザーのU I の変更がございます。
後述の「その他調整 4, 12」が該当します。
[冗長構成]
冗長構成で運用されている環境の場合、別途スタンバイ機専用パッチが必要となります。
冗長構成で運用されている場合は別途弊社サポートまでお問い合わせください。
https://cyllenge.zendesk.com/hc/ja/requests/new
[弊社他製品と連携している場合について]
- Fast Sanitizer
今回のバージョンアップでは連携に関する変更はございません。
ただし可能な限り全製品最新でのご利用を推奨しております。 - Smooth File
今回のバージョンアップでは連携に関する変更はございません。
ただし可能な限り全製品最新でのご利用を推奨しております。 - Mail Defender
今回のバージョンアップでは連携に関する変更はございません。
ただし可能な限り全製品最新でのご利用を推奨しております。
[リリースノート追記内容]
2024年7月24日にリリースノートを更新いたしました。
「不具合修正3」の内容を更新しています。
2024年9月17日にリリースノートを更新いたしました。
「機能追加2」の内容を更新しています。
2024年10月15日にリリースノートを更新いたしました。
「その他調整1」の内容を更新しています。
【機能追加】
- 無害化除去選択対象に「花子」の項目を追加しました。
※詳細については、管理者マニュアル「8.6. 無害化対象選択について」を参照してください。 - PDFの画像無害化機能を追加しました。
※無害化除去選択対象の「PDF」に「画像」の追加も行いました。バージョンアップ時のデフォルトは選択解除となります。
※ファイル構造上、画像の無害化を行うとファイルサイズが大きくなることがございます。
※詳細については、管理者マニュアル「8.6. 無害化対象選択について」を参照してください。 - 原本管理機能により保存された原本データを手動で削除できる機能を追加しました。
データ領域の空き容量が少ない場合などに本機能を利用することで容量を確保することができます。
原本管理機能は、オプションにあるオプション設定画面から有効にすることができます。
手動で削除する場合は、コンソールメニューから「19) delete original copy」より操作します。
※詳細については、管理者マニュアル「65.22. 19) delete original copy」を参照してください。 - 統計情報画面にセグメント毎の現在の使用容量・推移を表示できる機能を追加しました。
※詳細については、管理者マニュアル「17.3. ファイル転送 使用容量の推移」を参照してください。
【不具合修正】
- 同一ユーザーが両方のセグメントより同時にフォルダ連携でファイルを送信した場合、登録に失敗する問題を修正しました。
- 添付ファイル連携(Temp Box・Mail Defender 連携)時、宛先メールアドレスに指定された複数の宛先が、Smooth File ネットワーク分離モデルに登録されている同一ユーザー内のメールアドレス(代表アドレスと追加アドレス)に複数該当した場合、登録に失敗する問題を修正しました。
- 自動パスワードZIP化機能を有効にした環境で、記号を含むファイルをダウンロードに失敗する問題を修正しました。
また、返信ファイルのダウンロードにおいて、記号を含むファイルのダウンロードに失敗する問題もあわせて修正しました。
※自動パスワードZIP化機能は、オプションにあるオプション設定画面から有効にすることができます。
※返信ファイルのダウンロードとは、Smooth File 連携時に、アップロードされた返信ファイルをSmooth File ネットワーク分離モデル側でダウンロードする操作です。 - ファイル転送 送信画面で検索を行った際、自動削除済みのファイル転送が表示されない問題を修正しました。
- Active Directory連携設定 編集画面で自動連携設定を使用しない設定であってもログインID、パスワードが必須となっている問題を修正しました。
- ファイル転送等で、圧縮ファイルの展開に失敗した場合にパスワードが設定されているエラーになる問題を修正しました。
修正後は、圧縮ファイルの解凍に失敗したエラーになります。 - 特定の属性が付いたファイルを双方向SMBサーバーにアップロードした際、Windowsのエラー「エラー 0x80070032: この要求はサポートされていません」となりフォルダにファイルを設置できない問題を修正しました。
※双方向SMB サーバーへの適用は、Smooth File ネットワーク分離モデルと双方向SMB サーバーでSSH(ポート22) の通信ができる必要があります。 - 双方向Sambaコンソールのメニューが日本語で表示され文字化けする問題を修正しました。
※双方向SMB サーバーへの適用は、Smooth File ネットワーク分離モデルと双方向SMB サーバーでSSH(ポート22) の通信ができる必要があります。 - ファイル転送が登録されていない状態で、コンソールメニューの「14) delete upload file」を行うと、権限エラーが表示される問題を修正しました。
修正後は、「No files exist that can be deleted. 」のメッセージが表示されます。 - 添付ファイルの一部処理において、誤ったsyslogを出力する問題を修正しました。
【その他調整】
- 「セグメント管理」の編集において「無害化モード」の選択肢を廃止し、ファイル種別に応じて無害化対象を選択する形式に統一しました。
よりフレキシブルにご利用いただけることと、お問い合わせいただいた際のお客様負荷軽減を目的としております。
※本仕様変更に伴い、従来の無害化内容での処理ができなくなるわけではありません。詳しくは下記をご確認ください。
バージョンアップ前に「バイナリ除去モード」をご利用いただいている場合
「無害化対象選択」をすべて選択した状態となりますのでバージョンアップ後の再設定は不要です。
この設定での無害化処理内容は旧「バイナリ除去モード」と同一となります。
バージョンアップ前に「マクロ除去モード」をご利用いただいている場合
「無害化対象選択」に以下が選択された状態となりますのでバージョンアップ後の再設定は不要です。
- 「マクロ」がある項目は「マクロ」のみを選択し他は選択解除
- リッチテキスト形式以外の「マクロ」がない項目はすべて選択
- リッチテキスト形式はすべて選択解除
バージョンアップ前に「カスタムモード」をご利用いただいている場合
バージョンアップ前の設定がそのまま引き継がれます。
以上、バージョンアップ前にどの無害化モードに設定にされていても現状の動作・挙動を維持する為、バージョンアップ後の再設定は不要です。
※詳細については、管理者マニュアル「8.6. 無害化対象選択について」を参照してください。
※2024年10月15日追記
双方向SAMBAご利用のお客様において、画面で設定している無害化内容と実際の無害化が一致しない問題が発生しております。
Ver5.3.4102 にて修正を行っていますので、Ver5.3.4102までバージョンアップをしていただくようお願いいたします。
また、バージョンアップ前に「Office無害化モード」を「カスタムモード」にしていただくことで、この事象を回避することができます。 - 「無害化対象選択」での各項目に、「すべて選択」「選択解除」「マクロ選択」のボタンを追加しました。
※「マクロ選択」のボタンは「マクロ」の選択肢がある項目のみです。
※詳細については、管理者マニュアル「8.6. 無害化対象選択について」を参照してください。 - 以下の拡張子においてファイル構造に問題がある場合、操作ログに「ファイル構成に問題があります。」と表示するようにエラー文言の調整を行いました。
「xls」「xlt」「ppt」「pot」「pps」「pdf」「jpg」「jpeg」「tif」「tiff」「png」「gif」「bmp」「ico」「jtd」「jtdc」「jhd」
※ファイル構造に問題がある場合とは、拡張子偽装ファイル等が該当します。
※併せてsyslogとresult.txtに表示される内容も同等のものに調整を行いました。 - 各種通知メールに記載されたURLを他のユーザーで開いた場合などに表示されるエラー画面に、ログイン画面へ遷移するボタンを追加しました。
- グループ権限設定編集画面に「セグメント名」「セグメントコード」を表示し、どのグループの編集を行っているかをわかるように調整しました。
- フォルダ連携において、以下の条件を満たした場合にファイルは送信されずにerrorフォルダへ移動するよう調整しました。
- セグメント管理において「上長未設定のユーザー」を「ログインエラー」としている
- ファイル転送を利用するユーザーに承認者が設定されていない。
- コンソールでCtrl+Alt+Delete操作により再起動を行わないように調整しました。
- 職員新規作成画面、職員更新画面でID、パスワードで自動入力補完が行われないように調整しました。
- 復号時のタイムアウトの値を設定できるように調整しました。
※アンチウイルスオプションをご契約頂いていない場合は本設定はご利用いただけません。
※ウイルススキャン前に行うパスワードで暗号化されたファイルの復号処理でのタイムアウト時間の設定となります。
※詳細については、管理者マニュアル「52.2. 無害化設定 復号タイムアウト 設定項目」を参照してください。 - 添付ファイルのダウンロード時のエラーで使用されるsyslogを変更しました。
- 「無害化失敗」「未対応の拡張子」に同じ「354 ATFD」が割り当てられていた為、「無害化失敗」を「351 ATFD」、「未対応の拡張子」を「354ATFD」に変更しています。
- 容量警告設定画面の文言を調整しました。
- マニュアル誘導機能の調整を行いました。
【マニュアル調整】
【管理者マニュアル】
[内容更新]
- 2.4. FAQ
- 3.7. 無害化内容(補足)
- 3.9. FAQ
- 5.8. FAQ
- 6.6. FAQ
- 8.3. セグメント管理 編集(標準設定の場合)
- 8.4. セグメント管理 編集(3セグメント対応の場合)
- 8.6. 無害化対象選択について
- 8.9. FAQ
- 10.4. FAQ
- 11. ファイルPDF化
- 12. ファイル無害化
- 15.2. ログ管理一覧
- 17. 統計情報
- 34. 容量警告設定
- 40.2. Active Directory連携設定
- 40.4. FAQ
- 43.3. FAQ
- 44.6. FAQ
- 45.5. FAQ
- 46.10. FAQ
- 52. 無害化設定
- 55.1. 概要
- 55.12. 追加syslog
- 56.14. 返信ファイル 承認一覧
- 61.5. FAQ
- 62.4. FAQ
- 65. コンソール
- 70.2. 文字化け
- 70.3. 無害化失敗
[新規追加]
- 12.1. ファイル処理
- 17.3. ファイル転送 使用容量推移
- 34.4. 警告メールが届いた場合の対応について
- 65.22 19) delete upload file
[削除]
- 12.1. Office無害化モード設定
【一般ユーザー向けマニュアル】
[内容更新]
- 2.4. FAQ
- 3.7. 無害化内容(補足)
- 3.9. FAQ
- 5.8. FAQ
- 6.6. FAQ
- 8. ファイルPDF化
- 9. ファイル無害化
- 12.2. ログ管理一覧
- 15.4. FAQ
- 16.4. FAQ
- 17.6. FAQ
- 21.9. 返信ファイル 承認一覧
- 23.3. FAQ
- 26.2. 文字化け
- 26.3. 無害化失敗
[新規追加]
- 9.1. ファイル処理
[削除]
- 9.1. Office無害化設定
管理者マニュアルをPDFで出力したファイルはバージョンアップパッチと同じシステムに設置しております。PDF形式による確認が必要な方はそちらをご確認ください。
製品上ではヘルプからHTML形式のマニュアルをご確認いただけます。